第4章 SEO効果測定

SEO効果測定とは?初心者向けに具体的手順とツールを紹介

最終更新日:2024年6月25日

SEO効果測定は、ウェブサイトのパフォーマンスを最大化するために欠かせないプロセスです。

 

この記事では、SEO効果測定の基礎から具体的な手順や使用するツールまでを、初心者の方でも理解しやすいように解説します。

SEO効果測定って何ですか?具体的に教えてください。

ツナガル福西
福西

SEO効果測定は、ウェブサイトがSEO対策によってどれだけ成果を上げているかを評価するプロセスだよ。

具体的には、検索順位、流入数、コンバージョン率などを分析するんだ。

ツナガル吉村
吉村

SEO対策を行う目的は、検索エンジンでの上位表示を達成し、より多くのユーザーをサイトに誘導することです。

 

しかし、SEO施策が実際にどれだけの効果を上げているかを正確に把握しないと、効果的な改善策を見つけることが難しくなります。

今回は、SEO効果測定の重要性や、具体的な手順、効果的なSEO戦略を構築するための基礎知識を解説していくよ。

ツナガル吉村
吉村

SEO効果測定をしっかり理解することで、サイトのパフォーマンスを継続的に向上させることができそうですね。

ツナガル福西
福西

それではどうぞ!

SEO効果測定とは

SEO効果測定って何ですか?具体的に教えてください。

ツナガル福西
福西

SEO効果測定とは、あなたのWebサイトが検索エンジン最適化(SEO)によってどれだけ成果を上げているかを評価するプロセスのことだよ。

 

これには、検索順位、流入数、コンバージョン率など、さまざまな指標を分析することが含まれるんだ。

ツナガル吉村
吉村

 

SEO効果測定は、ウェブサイトが目指す目標に対してどの程度効果が出ているかを評価するために不可欠です。

 

これにより、現行のSEO戦略が適切かどうかを判断し、必要に応じて改善を行うことができます。

具体的には、検索エンジン経由の流入数や、特定のキーワードの検索順位、サイト内でのユーザーの行動などを追跡することで、どの施策が成功しているか、どの部分に改善の余地があるかを明確にするんだ。

ツナガル吉村
吉村

なるほどです。SEO効果測定を定期的に行うことで、サイトのパフォーマンスを最大化できるんですね。

ツナガル福西
福西

SEO効果測定が必要な理由

SEO効果測定が必要な理由は主に次の3つです。

SEO効果測定が必要な理由
  • SEO対策の効果を把握するため
  • SEO対策の改善策を考えるため
  • アルゴリズムの変動に対応するため

 

それぞれ解説していきます。

SEO対策の効果を把握するため

なぜSEO対策の効果を把握する必要があるんですか?

ツナガル福西
福西

そもそもSEO対策とは、狙ったキーワードに対しての表示順位を上げる施策を打つことなんだ。

そのため、目標順位に対して、現時点でどこにいるのかを把握することが不可欠なんだよ。

ツナガル吉村
吉村

SEO対策の効果を把握することは、施策がどれだけ成功しているかを確認するために重要です。

 

具体的には、検索エンジン経由の流入数や検索順位などの指標を分析することで、どのキーワードやコンテンツが効果的かを判断できるわけです。

なるほど、効果を把握することで次の戦略が立てやすくなるんですね。

ツナガル福西
福西

そうだね。

効果測定をしっかり行うことで、データに基づいた判断ができるようになるから、SEO対策の精度がぐっと上がるんだ。

ツナガル吉村
吉村

SEO対策の改善策を考えるため

効果を把握するだけではなく、改善策を考えるのも大切なんですね。

ツナガル福西
福西

その通りだね。

SEO対策は一度実施して終わりではなく、常に改善し続けることが求められるんだ。

SEOの検索順位は、常に競合との相対的評価によって決まると考えられているからね。

だからこそ、コンテンツの改善を継続的に行うことが基本的な考えとして重要なんだよ。

ツナガル吉村
吉村

SEO効果測定を行うことで、仮説・検証のサイクルを回すための具体的なデータが得られます。

 

効果測定によって、どの部分を改善すればさらにパフォーマンスが向上するかを明確にすることができるわけです。

具体的な改善策を立てることで、SEOの効果を持続的に向上させることができるんですね。

ツナガル福西
福西

そうなんだ。

定期的にデータを分析し、改善策を実行することで、検索エンジンからの評価も高まり、より良い結果を得られるようになるんだよ。

ツナガル吉村
吉村

アルゴリズムの変動に対応するため

アルゴリズムの変動に対応することも必要なんですね。

ツナガル福西
福西

そうなんだ。

検索エンジンのアルゴリズムは定期的に更新されるから、その影響でランキングが変動することがあるよ。

効果測定を行うことで、こうした変動に対して自分のサイトがどのように影響を受けているかを確認でき、必要な対応策を講じることができるんだ。

ツナガル吉村
吉村

SEO効果測定は、アルゴリズムの変動に対応するために非常に重要です。

 

アルゴリズムの変動により、検索結果の順位が予期せず変わることがあります。

 

この変動に適応し続けるためには、定期的な効果測定が欠かせません。

具体的にはどのように対応すればいいんですか?

ツナガル福西
福西

まず、効果測定を通じて、どのページやキーワードが影響を受けているかを特定するんだ。

次に、問題点を分析し、必要な改善策を講じる。

例えば、ページのコンテンツを更新したり、技術的なSEO対策を見直したりすることで、変動に対応できるようにするんだよ。

ツナガル吉村
吉村

なるほど、定期的に測定していれば、すぐに対応策を講じることができるんですね。

ツナガル福西
福西

その通り。

常に最新の状態を維持することで、アルゴリズムの変動に対するリスクを最小限に抑えられるんだ。

ツナガル吉村
吉村

効果測定で見るべき主要指標

次に、効果測定で見るべき主要指標を紹介していきます。

効果測定で見るべき主要指標

    • 表示回数
    • コンテンツ数(インデックス数)
    • 対策キーワードの検索順位
    • 検索エンジン経由の流入数
    • クリック数・クリック率
    • コンバージョン数(CV)
    • コンバージョン率(CVR)
    • 被リンク数
    • エンゲージメント
    • スクロールの深さ
    • ページエクスペリエンス

 

それぞれ解説していきます。

ユーザー数・セッション数・表示回数

まず、それぞれの定義は以下の通り。

定義の説明

ユーザー数:特定の期間内にサイトを訪れた個々のユーザー数のこと。

セッション数:ユーザーがサイトにアクセスしてから離脱するまでの一連の行動。30分以上の間隔が空くと新しいセッションとしてカウントされる。

表示回数:サイトのページの表示回数

ユーザー数やセッション数、表示回数って具体的には何を指すんですか?

ツナガル福西
福西

まず、ユーザー数について説明するね。

ユーザー数は、特定の期間内にあなたのサイトを訪れたユニークユーザーの数のことだよ。

例えば、飲食店に訪れるお客様を考えてみよう。

来店したお客様が1人なら、そのお客様はユーザー数1になるんだ。

ツナガル吉村
吉村

SEO効果測定では、ユーザー数は非常に重要な指標です。

これは、サイトの訪問者数を示し、どれだけ多くの人があなたのコンテンツに興味を持っているかを把握するのに役立ちます。

なるほど、具体的な例で考えると分かりやすいですね。他に例はありますか?

ツナガル福西
福西

もちろん。

次にセッション数について説明するね。

セッション数は、ユーザーがサイトにアクセスしてから一定時間以内の行動を一つのまとまりとしてカウントするんだ。

 

同じお客様が30分後に再び来店した場合、そのお客様はユーザー数としては1だけど、セッション数としては2になるんだよ。

ツナガル吉村
吉村

ユーザー数とセッション数が違う理由がよく分かりました。

ツナガル福西
福西

最後に表示回数について説明するよ。

GA4(Google Analytics 4)での表示回数は、ユーザーがあなたのサイトのページを表示した回数のことなんだ。

例えば、ユーザーが飲食店のウェブサイトを訪れて、メニューのページと店舗情報のページを見たとする。

この場合、表示回数は2になるんだよ。

ツナガル吉村
吉村

このように、ユーザー数、セッション数、表示回数のそれぞれを理解することで、サイトのパフォーマンスをより正確に評価できるようになるんだ。 

ツナガル吉村
吉村

コンテンツ数(インデックス数)

SEO対策では、コンテンツ数(インデックス数)も重要です。

 

ただし、コンテンツがたくさんあれば良いというわけではなく、良いコンテンツがたくさんインデックスされている状態がSEO対策としては有効と考えています。

 

インデックス数は、検索エンジンに登録されているあなたのサイトのページ数を指すんだ。

 

ただページ数を増やすだけではなく、質の高いコンテンツを増やすことが重要なんだよ。

ツナガル吉村
吉村

コンテンツ数を増やすことは、検索エンジンに評価されるチャンスを増やすために重要ですが、質の高いコンテンツが求められます。

 

質の高いコンテンツが多くインデックスされることで、サイト全体の評価が向上します。

コンテンツの質も大切なんですね。具体的にはどうすればいいですか?

ツナガル福西
福西

まず、ユーザーにとって有益で独自性のある情報を提供することが重要だね。

また、適切なキーワードを含めることや、読みやすい構造にすることも大切なんだ。

ツナガル吉村
吉村

 

質の高いコンテンツが多くインデックスされることで、次のようなメリットがあります。

  • 検索エンジンの評価が高まり、検索結果での上位表示が期待できる
  • ユーザーの滞在時間が増え、エンゲージメントが向上する
  • 被リンクを獲得しやすくなる

SEO効果測定において、コンテンツ数を増やすことは重要ですが、それ以上に質の高いコンテンツを提供することが求められます。

 

良質なコンテンツはユーザーにとっても価値があり、結果的に検索エンジンからの評価も高まるのです。

なるほど、コンテンツの質と量のバランスが大切なんですね。

ツナガル福西
福西

その通りだよ。

質の高いコンテンツを増やし続けることで、サイト全体の評価が徐々に高まっていくんだ。

ツナガル吉村
吉村

質の高いコンテンツの作成については、以下の記事も確認してみてください。

対策キーワードの検索順位

SEO対策において、対策キーワードの検索順位を確認することは非常に重要です。

 

検索順位は、特定のキーワードであなたのサイトが検索エンジンの結果ページでどの位置に表示されるかを示します。

対策キーワードの検索順位を確認することは、自分のSEO施策がどれだけ効果を上げているかを把握するための基本だよ。

ツナガルでは、SEO専用ツールを使って対策キーワードの検索順位を毎日確認しているよ。

ツナガル吉村
吉村

検索順位を確認する際には、次のポイントを重視しています。

  • 主要なキーワードでの順位確認
  • 競合他社との比較
  • 順位変動のトレンドを分析

具体的にはどのようなツールを使っているんですか?

ツナガル福西
福西

私たちは、Rank TrackerというSEOツールを使っているよ。

ツナガル吉村
吉村

定期的な検索順位の確認は、SEO対策の効果を測定し、戦略の見直しや改善に役立ちます。

 

これにより、競合他社と比較して自社の強みや弱みを明確にし、より効果的な対策を講じることができるようになります。

やっぱり継続的にチェックすることが大切なんですね。

ツナガル福西
福西

その通り!

SEOは一度の施策で完結するものではなく、継続的な管理と改善が必要だからね。

ツナガル吉村
吉村

検索エンジン経由の流入数

検索エンジン経由の流入数は、SEO効果測定において重要な指標の一つです。

 

検索エンジン経由の流入数を把握することで、SEO対策の効果を具体的に評価することができます。

検索エンジン経由の流入数は、あなたのサイトがどれだけ検索エンジンからのトラフィックを獲得しているかを示す重要な指標なんだ。

これにより、どの施策が効果を発揮しているかを判断できるよ。

ツナガル吉村
吉村

具体的にどのように流入数を確認するんですか?

ツナガル福西
福西

Google Analytics(GA4)などの解析ツールを使って確認することができるよ。

これらのツールは、検索エンジンからの流入数を詳細にレポートしてくれるんだ。

ツナガル吉村
吉村

クリック数・クリック率

クリック数は検索結果からあなたのサイトがクリックされた回数を示し、クリック率(CTR)は表示回数に対するクリック数の割合を示します。

クリック数とクリック率は、ユーザーが検索結果であなたのサイトをどれだけ魅力的だと感じているかを測る指標なんだ。

 

クリック数が多いほど、多くのユーザーがサイトを訪れてくれていることを示し、クリック率が高いほど、表示された回数に対して多くのユーザーが興味を持ってクリックしていることになるよ。

ツナガル吉村
吉村

クリック数とクリック率は、Googleサーチコンソールを使って確認することできます。

 

使い方は、以下の記事を参考にしてください。

コンバージョン率(CVR)

コンバージョン率とは、ユーザーがサイト上で設定された目標を達成する割合を指し、例えば資料のダウンロード、サービスの問い合わせなどの(率)が該当します。

コンバージョン率は、サイトの最終的な成果を測る指標なんだ。

どれだけ多くのユーザーが、サイト上で設定された目標を達成してくれたかの割合を示すんだよ。

ツナガル吉村
吉村

サイトには狙いたいコンバージョンポイントがあり、それぞれのコンテンツは何らかのコンバージョンに導くよう設計されているのが理想です。

 

例えば、SEO対策効果測定というキーワードに来るユーザーには、効果測定ツールについての資料ダウンロードを促したり、効果測定ツールのおすすめ記事に誘導したりといったコンバージョンの導線設計を行います。

 

このように、各コンテンツが異なるゴールを持って設計されていることが重要です。

なるほど、すべてのページが同じコンバージョンを目指すわけではないんですね。

ツナガル福西
福西

その通りだよ。

さまざまなコンバージョンポイントがあり、一つ一つの記事はそれぞれのゴールに向かって制作されているんだ。

ツナガル吉村
吉村

コンバージョン率を確認する際には、以下のポイントを考慮します。

  • サイト全体のコンバージョン率
  • コンバージョンページへのアクセス数

サイト全体のコンバージョン率を確認することで、サイトが設定された目標を達成できているかを評価できます。

 

もしコンバージョン率が低い場合は、ユーザーが最終的な目的にたどり着いていない可能性があるため、導線やコンテンツの見直しが必要です。

 

また、コンバージョンページへのアクセス数を確認することで、どのページがコンバージョンページへの誘導に貢献しているかを把握できます。

具体的にどのようにコンバージョン率を確認すればいいんですか?

ツナガル福西
福西

Google Analyticsを使うといいよ。以下の記事で詳しく解説しているので確認してみてね。

ツナガル吉村
吉村

被リンク数

被リンクとは、他のウェブサイトからあなたのサイトへのリンクのことを指し、検索エンジンは被リンクを信頼性や権威性の指標として評価します。

被リンク数は、他のサイトからあなたのサイトへのリンクの数を示す指標なんだ。

被リンクが多いほど、検索エンジンはあなたのサイトを信頼できると判断しやすくなるんだよ。

ツナガル吉村
吉村

 

被リンク数を確認する際には、以下のポイントを考慮します。

  • 被リンクの質と量
  • リンク元のサイトの信頼性
  • 被リンクの増減傾向

 

これらのポイントを確認することで、被リンクがSEOにどれだけ効果をもたらしているかを明確にすることができます。

 

信頼性の高いサイトからの被リンクは、特にSEOに大きな影響を与えます。

被リンクの確認も大切なんですね。

ツナガル福西
福西

その通りだよ。

被リンクを定期的にチェックして、どのサイトからリンクされているか、リンク元の信頼性を評価することが重要なんだ。

ツナガル吉村
吉村

被リンク数を正確に把握し、質と量を評価することで、SEO戦略の一環として適切な対策を講じることができます。

エンゲージメント

エンゲージメントとは、ユーザーがあなたのサイトにどれだけ関心を持っているかを示す指標です。

 

具体的には、10秒を超えて継続したセッション、コンバージョンイベントが発生したセッション、または2回以上のページビューが発生したセッションが、エンゲージメント数としてカウントされます。

 

また、エンゲージメントには、エンゲージメント数、エンゲージメント率、平均エンゲージメント時間など項目があります。

 

エンゲージメントは、ユーザーがどれだけあなたのサイトに関心を持ち、どのくらい深く関与しているかを示す重要な指標なんだ。

 

これらが高ければ、ユーザーがコンテンツをしっかり読んでくれている証拠だよ。

ツナガル吉村
吉村

エンゲージメントに関する各指標は、Google Analytics4(GA4)で確認できます。

スクロールの深さ

スクロールの深さは、ユーザーがウェブページをどれだけスクロールしたかを測定する指標です。

 

これにより、ユーザーがページのどの部分まで読んでいるか、どこで離脱しているかを把握できます。

スクロールの深さは、ユーザーがあなたのコンテンツにどれだけ関与しているかを示す指標なんだ。

 

これを確認することで、ページのどの部分が読まれているか、どこでユーザーが離脱しているかが分かるよ。

ツナガル吉村
吉村

スクロールの深さを確認することで、どんなメリットがありますか?

ツナガル福西
福西

例えば、ユーザーが途中で離脱している場合、その部分の内容やデザインを見直すことで、より多くのユーザーに最後まで読んでもらえるようになる可能性が高まるんだ。

ツナガル吉村
吉村

スクロールの深さを測るには、ヒートマップサービスを利用すると良いでしょう。

ヒートマップサービスの例

    • Microsoft Clarity
    • ミエルカ

 

ページエクスペリエンス

ページエクスペリエンスは、ユーザーがあなたのウェブサイトでどれだけ快適に過ごせるかを示す指標です。

 

ページエクスペリエンスの主な要素は次の通りです。

  • Core Web Vitals:ページの読み込み速度や操作のしやすさ、ページが動かないかどうか
  • セキュリティ:ページが安全な方法で配信されているか(例:HTTPS)
  • モバイル対応:ページがスマートフォンでも見やすく使いやすいか
  • 広告の影響:主要なコンテンツを邪魔するような広告がないか
  • インタースティシャルの回避:煩わしいポップアップやダイアログがないか
  • ナビゲーションの使いやすさ:ページの主要なコンテンツが見つけやすく、移動しやすいか

参考:ページエクスペリエンスのGoogle検索結果への影響について

SEO効果測定を行うタイミング・頻度

SEO効果測定は、定期的かつ適切なタイミングで行うことが重要です。

 

これにより、効果的な施策を維持しつつ、必要な改善を迅速に行うことができます。

SEO効果測定を行うタイミング
  • 新規ページ公開時
  • 既存ページ修正時
  • 大規模な施策実施時

それぞれ解説していきます。

新規ページ公開時

新規ページを公開したら、数週間から3ヶ月のタイミングで効果測定を行うことをお勧めします。

 

公開してすぐに結果が出るわけではなく、ページが評価されるまでには時間がかかるためです。

新しいページを公開してからすぐに結果が出るわけじゃないんだ。

効果測定は、数週間から3ヶ月後に行うといいよ。

ツナガル吉村
吉村

Google検索セントラルでは、SEOの変更によるメリットが得られるまでに通常4ヶ月から1年かかるとされています。

 

このため、早期に結果が出ないからといって焦らず、一定期間待ってから測定することが重要です。

既存ページ修正時

既存ページを修正した後には、1週間から3ヶ月程度を目安に効果測定を行うことが推奨されます。

 

修正の規模によって、効果が安定するまでにかかる時間には幅があります。

既存ページを修正した場合、修正の効果を確認するのに1週間から3ヶ月程度を目安に効果測定を行うと良いよ。

修正内容が大きければ、その分効果が安定するまでに時間がかかることがあるからね。

ツナガル吉村
吉村

修正後に効果が安定するまでには時間がかかるんですね。

ツナガル福西
福西

そうなんだ。

修正の規模によっては、少し時間をかけて効果を見極めることが必要だよ。

ツナガル吉村
吉村

大規模な施策実施時

大規模なSEO施策を実施した場合、3~6ヶ月程度の期間で定期的に効果測定を行うことが推奨されます。

 

具体的には、サイト構造の変更、URLの変更、デザインの大幅な変更、ページ内容の大幅な変更などが該当します。

 

効果測定では、検索順位、トラフィック、コンバージョン率などの主要指標を確認し、施策の影響を評価します。

 

この期間内にデータを収集し、施策が期待通りの効果を上げているかを判断します。

効果測定の具体的な手順

SEO効果測定の具体的な手順を以下の4つのステップで説明します。

効果測定の具体的な手順
  • 目標設定と確認
  • ツールの導入
  • 指標の確認・分析
  • 改善点の特定と施策実行

目標設定と確認

SEO効果測定の第一歩は、目標設定と確認です。

 

具体的な目標を設定し、それを定期的に確認することで、施策の効果を正確に評価できます。

SEOの目標を設定することが最初のステップだよ。

具体的なキーワードの検索順位やコンバージョン率など、明確な数値目標を持つことが大切なんだ。

ツナガル吉村
吉村

目標設定とその確認を行う際のポイントは以下の通りです。

  • 具体的な数値目標の設定:キーワードの検索順位、クリック率、コンバージョン率など
  • 目標達成の期間設定:目標を達成するための具体的な期限を設定
  • 目標の定期確認:定期的に目標達成状況を確認し、必要に応じて見直し

これらのポイントを考慮して目標を設定し、定期的に確認することで、SEO施策の効果を最大化できます。

目標設定と確認が大事なんですね。具体的な目標をどう設定すればいいですか?

ツナガル福西
福西

例えば、「主要キーワードで検索順位トップ5に入る」や「月間コンバージョン率を1%向上させる」などの具体的な数値目標を設定するといいよ。

それを定期的に確認して、必要に応じて目標を見直すことが大切なんだ。

ツナガル吉村
吉村

目標設定とその確認をしっかり行うことで、SEO施策の効果を明確に把握し、より効果的な戦略を立てることができます。

ツールの導入

SEO効果測定を行うためには、適切なツールの導入が必要です。

 

データを収集し、分析することで、施策の効果を正確に評価できます。

効果測定に必要なツールを導入することが重要だよ。

適切なツールを使えば、データを効果的に収集して分析できるんだ。

ツナガル吉村
吉村

効果測定でよく使われるツールは以下の通りです。

  • Google Analytics(GA4): ウェブサイトのトラフィックやユーザーの行動を詳細に分析
  • Google サーチコンソール:検索パフォーマンスやインデックスの状態を監視
  • 各種SEOツール:キーワード順位やバックリンクを追跡し、SEO施策をサポート

これらのツールを効果的に活用することで、SEOのパフォーマンスを継続的に監視し、必要な改善を行うことができます。

具体的にどのツールを使えばいいですか?

ツナガル福西
福西

Google Analytics(GA4)やGoogle サーチコンソールが基本だね。

それに加えて、各種SEOツールも使うとさらに効果的だよ。

 

これらのツールについては、記事後半で詳しく紹介しているから参考にしてみてね。

ツナガル吉村
吉村

指標の確認・分析

SEO効果測定において、設定した目標に対する指標を確認し、分析することが重要です。

 

施策の効果を評価し、目標までの差(ギャップ)を埋めるための改善案を見つける手がかりを得ることが出来ます。

指標の確認と分析は、SEO効果測定の中心だよ。

データをもとに施策の効果を評価し、目標との差異(ギャップ)を埋めるための改善点を見つける手がかりを得ることができるんだ。

ツナガル吉村
吉村

指標の確認・分析を行う際には、以下のポイントを考慮しましょう。

  • 目標に対する指標の選定:具体的な目標に対してどの指標で追いかけるのかを決める
  • 確認サイクルの設定:いつまでにどの指標を確認するか、定期的に確認するサイクルを作る
  • 差異の分析:現在地と目標値までの差異(ギャップ)を把握し、差異を埋めるための施策を考える
  • 仮説を持つ:ただ数値を見ながら分析するのではなく、自分なりの仮説を持って分析を行うことが重要

仮説を持って分析することで、効率的な確認・分析のサイクルを回すことができます。

 

仮説がないと、ただ時間を消費してしまう事が多い為、事前の仮説を立てることが分析の質を高めるポイントです。

具体的にはどのように指標を確認して分析すればいいですか?

ツナガル福西
福西

まずは、具体的な目標を設定し、それに対して追いかける指標を決めるんだ。

次に、定期的に指標を確認するサイクルを作り、現在地と目標のギャップを分析する。

 

そして、自分なりの仮説を持って分析を行うことで、効率的に改善点を見つけることができるよ。

ツナガル吉村
吉村

改善策の選定と施策実行

SEO効果測定の最後のステップは、改善策の選定と施策の実行です。

 

これにより、施策の効果を最大限に引き出し、目標に向けて着実に進むことができます。

改善策の選定と施策実行は、SEO効果測定の重要なステップだよ。

ここで得たデータを基に、具体的なアクションを決めて実行することで、SEOの成果を高めることができるんだ。

ツナガル吉村
吉村

改善策を選定する際には、SMARTの法則を活用すると良いでしょう。

SMARTの法則

    • Specific(具体的): 改善策が具体的で明確か
    • Measurable(測定可能): 成果が数値で測定できるか
    • Achievable(達成可能): リソースやスキルを考慮し、実行可能か
    • Relevant(関連性): 目標達成に関連し、効果があるか
    • Time-bound(期限): 目標期限内に達成できるか

具体的にはどのように改善策を選定して施策を実行すればいいですか?

ツナガル福西
福西

まず、分析結果をもとに具体的な改善策を見つけるんだ。

 

その改善策に対してSMARTの基準を適用し、具体的か、測定可能か、実行可能か、効果があるか、目標期限内に達成できるかを考えて実行することが大切だよ。

ツナガル吉村
吉村

改善策の選定と施策実行を継続的に行うことで、SEOの効果を最大限に引き出し、目標達成に向けて確実に前進することができます。

SEO効果測定に使えるツール

SEO効果測定を行うためには、適切なツールの導入が不可欠です。

 

それぞれの状況にあったツールを選定することで、効率的にSEO効果測定が行えるようになります。

 

1つずつ紹介していきます。

Googleアナリティクス

GOOGLEアナリティクス(GA4)は、ウェブサイトのトラフィックやユーザーの行動を詳細に分析できる無料ツールです。

 

GA4の主な機能には、以下のようなものがあります。

 

    • トラフィック分析:訪問者数、表示回数、セッション数を詳細に把握し、どのページが最も訪問されているかを確認できます。
    • ユーザー行動の追跡:サイト内での滞在時間や直帰率、ページ間の移動パターンを分析し、ユーザー体験の向上に役立ちます。
    • コンバージョン追跡:資料ダウンロードや商品の購入など、目標とするアクションの達成状況を測定し、SEO施策がビジネス目標にどれだけ寄与しているかを評価できます。
    • リアルタイムデータ:キャンペーンの効果や特定イベント時のユーザー行動を即座に把握できます。

 

関連記事

Googleアナリティクスの導入方法

Googleアナリティクスの見方・設定方法

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、ウェブサイトの検索パフォーマンスやインデックスの状態を監視するための無料ツールです。

 

Googleサーチコンソールの主な機能には、以下のようなものがあります。

 

検索パフォーマンスの分析: 検索クエリ、クリック数、表示回数、平均掲載順位などのデータを確認し、サイトがどのキーワードで検索されているか、どのくらいの頻度で表示されているかを把握できます。

    • インデックスの状態監視:Googleがサイトのページをどのようにインデックスしているかを確認し、インデックスに関する問題を検出して修正します。
    • モバイル対応の確認:サイトがモバイルデバイスにどれだけ適応しているかを確認し、モバイルユーザーに対するエクスペリエンスを最適化します。
    • バックリンクの分析:サイトへの外部リンクを確認し、どのサイトからリンクが張られているかを把握することで、リンクの質と量を評価します。

 

Keywordmap

Keywordmapは、キーワードの分析と競合調査を行うための有料ツールです。

 

Keywordmapの主な機能には、以下のようなものがあります。

 

    • キーワードリサーチ:検索ボリューム、競合度、関連キーワードなどを詳細に分析し、最適なキーワードを見つけることができます。
    • 競合分析:競合サイトのSEOパフォーマンスを比較し、競合がどのようなキーワードで上位表示されているかを把握できます。
    • コンテンツプランニング:効果的なコンテンツを計画するためのインサイトを提供し、ユーザーのニーズに応えるコンテンツを作成するのに役立ちます。
    • 順位トラッキング:指定したキーワードの検索順位をリアルタイムでモニタリングし、順位の変動を追跡します。
    • サイト分析:サイト全体のSEOパフォーマンスを評価し、技術的な問題や改善点を特定します。

 

詳しくは公式サイトをご確認ください。

SEARCH WRITE

SEARCH WRITEは、コンテンツSEOの戦略設計から分析、施策実行、施策振り返り、プロジェクト管理まで幅広く活用できる有料ツールです。

 

SEARCH WRITEの主な機能には、以下のようなものがあります。

 

    • 対策キーワード発見:新規キーワードや関連ワード、競合から対策すべきキーワードを自動で見つけ出し、タスクリストに登録することで施策をスムーズに進行できます。
    • コンテンツ設計:キーワード、ターゲット、タイトル、説明文を入力すると、生成AIが自動でコンテンツ骨子を作成します。上位サイトの見出しを参考にしながら編集も可能です。
    • 成果チェック:実施した施策の結果を一覧で確認し、改善すべきポイントを明確にします。検索順位の推移も追跡可能で、施策の効果を定期的に評価できます。
    • 分析・追加施策:視覚的にキーワードの成果を確認し、リライトなどの追加施策が必要なキーワードを発見できます。
    • プロジェクト管理・進捗把握:タスクリストやダッシュボード機能を使って、施策の進行状況を一元管理できます。施策の優先順位付けや進行がスムーズになります。
    • レポートダウンロード:実施した施策や登録キーワードの順位について、ボタン一つでPowerPoint形式のレポートを作成できます。

 

詳しくは公式サイトをご確認ください。

moz

MOZは、アメリカのSEOツール企業です。

 

さまざまなツールを展開していますが、今回はその中からMozBarをご紹介します。

 

MozBarは、ブラウザにインストールして使用するSEOツールバーで、ウェブページのSEOパフォーマンスを評価するために便利なツールです。

 

MozBarの主な機能

    • ページメトリクスの表示: 訪問中のウェブページのドメインオーソリティ(DA)やページオーソリティ(PA)、スパムスコアなどの重要なSEOメトリクスを即座に表示します。
    • SERP分析: 検索結果ページ(SERP)上で、各結果のSEOメトリクスを表示し、競合の強さを一目で把握することができます。
    • ハイライト機能: ページ上のリンクやキーワードをハイライトし、どのリンクがフォローリンクか、ノーフォローリンクか、外部リンクか、内部リンクかを確認することができます。
    • ページ要素の解析: メタデータ、見出しタグ、ALT属性、ページのステータスコードなど、ページの主要なSEO要素を詳細に解析します。
    • リンクの調査: ページ上の全リンクのリストを作成し、リンクの属性を確認できます。

 

詳しくは公式サイトをご確認ください。

Rank tracker

RANK TRACKERは、SEO PowerSuiteが提供するオールインワンのSEOランク追跡ソフトウェアです。

 

このツールは、無制限のキーワードデータを使用して、デスクトップおよびモバイルの位置追跡、ローカルランキングの追跡、競合ランクの分析など、幅広い機能を提供します。

Rank Trackerの主な機能

    • 無制限のデスクトップおよびモバイル位置追跡: キーワードのランキングをデスクトップとモバイルの両方で無制限に追跡できます。
    • ローカルランキングの追跡: 597以上の検索エンジンにおけるローカルランキングを詳細に追跡し、特定の地域でのSEOパフォーマンスを把握します。
    • 競合ランクの追跡とSERP履歴: 競合他社のキーワードランキングを追跡し、SERP(検索結果ページ)の履歴を保存して分析できます。
    • SERP機能の追跡: 注目のスニペット、Googleマップ、画像パック、有料広告など、さまざまなSERP機能を追跡し、検索エンジンでの視認性を向上させます。
    • キーワード調査ツール: 検索ボリューム、競争度、キーワードの難易度などを分析し、最適なキーワードを見つけることができます。
    • レポート機能: SEOパフォーマンスの詳細なレポートを作成し、ホワイトラベルでカスタマイズ可能なレポートを生成します。

 

詳しくは公式サイトをご確認ください。

 TACT SEO

TACT SEOは、株式会社ウィルゲートが提供するSEO課題を迅速に抽出し、効率的な対策を支援するツールです。

TACT SEOの主な特徴

    • SEO課題の自動抽出: SEO内部施策、外部施策、コンテンツ評価の3つの視点から競合サイトとの差を自動的に分析し、パフォーマンスが上がらない原因を特定。
    • 記事作成業務の効率化: ユーザーニーズ調査や上位ページのタイトル、見出し、本文の傾向を一括で分析し、記事作成の手間を大幅に削減。
    • キーワード選定の効率化: 競合と自社サイトの集客力の差をキーワードレベルで分析し、キーワードのグルーピングを効率的に行える。
    • 充実のサポート体制: 経験豊富なカスタマーサクセス担当がツールの活用をサポートし、月8回のツール操作会や勉強会などを通じて、SEO対策を全面的にバックアップ。

 

詳しくは公式サイトをご確認ください。

Nobilista(ノビリスタ)

Nobilistaは、検索順位の計測にとどまらず、WebサイトのSEO状況を包括的にモニタリングする多機能ツールです。

Nobilistaの主な機能

    • キーワードレポート: 登録したWebサイトとキーワードの検索順位や前日比、検索ボリュームを自動で計測し、毎朝7時に最新データを提供します。
    • LPレポート・グループレポート: URLごとの検索順位やキーワード数、平均順位を表示するLPレポートと、キーワードグループごとの平均順位や前日比を表示するグループレポートを用意しています。
    • 競合比較レポート: 自サイトと競合サイトの順位を比較し、SEOの相対評価を行います。競合サイトの動向を把握し、効果的な対策を見つけるのに役立ちます。
    • 共有URL・CSVダウンロード: データを第三者と簡単に共有できる「共有URL」機能や、CSV形式でデータをダウンロードする機能を提供し、複雑なレポート作成にも対応します。
    • リマインド・アラート機能: 順位の大幅な変動や次に実行するべきSEO施策を通知する機能があり、ログインせずに最新情報を把握できます。
    • 優先URL機能: 特定のキーワードに対して、意図したページがランクインしているかを確認できる機能で、SEOの専門用語「PLP(Preferred Landing Page)」に基づいています。
    • スマホ・タブレット対応: スマホやタブレットでも利用可能で、外出先でもストレスなく検索順位をチェックできます。
    • ダークモード対応: ライトモードとダークモードの切り替えが可能で、目の負担を軽減しながら作業できます。

 

詳しくは公式サイトをご確認ください。

 

まとめ

今回は、SEO効果測定の基礎から手順について具体的に解説してきました。

 

再度、内容を振り返っておきましょう。

SEO効果測定とは

SEO効果測定とは、あなたのWebサイトが検索エンジン最適化(SEO)によってどれだけ成果を上げているかを評価するプロセスのこと

SEO効果測定が必要な理由

    • SEO対策の効果を把握するため
    • SEO対策の改善策を考えるため
    • アルゴリズムの変動に対応するため

 

効果測定で見るべき主要指標

    • ユーザー数・セッション数・表示回数
    • コンテンツ数(インデックス数)
    • 対策キーワードの検索順位
    • 検索エンジン経由の流入数
    • クリック数・クリック率
    • コンバージョン率(CVR)
    • 被リンク数
    • エンゲージメント
    • スクロールの深さ
    • ページエクスペリエンス

SEO効果測定を行うタイミング・頻度

    • 新規ページ公開時
    • 既存ページ修正時
    • 大規模な施策実施時

効果測定の具体的な手順

    • 目標設定と確認
    • ツールの導入
    • 指標の確認・分析
    • 改善策の選定と施策実行

SEO効果測定に使えるツール

    • Googleアナリティクス
    • Googleサーチコンソール
    • Keywordmap
    • SEARCH WRITE
    • moz
    • Rank tracker
    • TACT SEO
    • Nobilista

適切にSEOの効果測定を行い、検索順位の向上に役立てていきましょう!

 

今回は以上です。

記事の著者

吉村 健太朗

役職

シンクション株式会社 代表取締役

資格

景表法特商法遵守 個人認証(KTAA)
薬機法医療法遵守 個人認証(YAMM)
Google広告「検索広告」認定資格
Googleアナリティクス個人認定資格

SEO対策、コンテンツマーケティング、ECモール、メディア運営、ライティング、テレマーケティング、営業…
オンラインに限らず、売上に繋がることは一通り経験してきました。私たちツナガルは、お客様の課題を共に解決するパートナーとして、戦略、制作、運用までトータルサポートしています。
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