第4章 SEO効果測定

これから始める!グーグルアナリティクス(GA4)の導入方法

最終更新日:2024年3月22日

Googleアナリティクスの導入方法がわかりません…

ツナガル福西
福西

大丈夫。今回はグーグルアナリティクス(GA4)の導入方法をわかりやすく解説していくね。

ツナガル吉村
吉村

この記事では、グーグルアナリティクス(GA4)の導入・設定の方法を、画像付きで解説していきます。

 

また、導入後にしておきたい初期設定もあわせて解説します。

 

これから始めるかた向けに、なるべくわかりやすい説明を心掛けていますので、手順通りに行うことでグーグルアナリティクス(GA4)の導入が完了できるようなります。

 

ぜひ、最後までお読みください。

グーグルアナリティクス(GA4)の導入方法

これからグーグルアナリティクス(GA4)の導入の流れを、手順を追って解説していきます。

手順の流れ

    • Googleアカウントの作成
    • Googleアナリティクスアカウントの開設
    • 計測タグ(トラッキングコード)の設置
    • データが取得されているか確認する

画像付きで説明していくので、1つずつ行えばGA4の導入はさほど難しくないよ!

ツナガル吉村
吉村

そうなんですね!解説よろしくお願いします。

ツナガル福西
福西

Googleアカウントの作成

すでにGoogleアカウントをお持ちの方は、「Googleアナリティクスアカウントの開設」へ進んでください。

Step 1

Googleアカウント作成ページへアクセス

まず、Googleアカウントの作成ページへアクセスします。

 

姓、名」を入力し「次へ」をクリック。

 

Step 2

基本情報の入力

基本情報を入力し、「次へ」をクリックします。

 

 

Step 3

Gメールの作成

ログインに必要なGメールを作成します。

 

希望する「Gmailアドレス」を入力し「次へ」をクリックします。

 

 

Step 4

パスワードの作成

希望する「パスワード」を入力し「次へ」をクリック。

 

 

Step 5

再設定メールの追加

再設定メールアドレス」を入力し、「次へ」をクリック。

 

必要なければ「スキップ」を選択してください。

 

 

Step 6

アカウント情報の確認

ログインに必要なメールアドレスを確認し「次へ」をクリック。

 

Step 7

プライバシーと利用規約の確認

プライバシーと利用規約を確認し、問題なければ「同意する」を選択してください。

ここまでの手順で、Googleアカウントが無事に作成できました!

ツナガル吉村
吉村

Googleアナリティクスアカウントを開設する

次に、Googleアナリティクスアカウントの開設を行っていきます。

英語で表示される場合

以下を参考に、Googleの言語設定を日本語に設定してください。

Googleアカウントの表示言語を変更する

Step 1

アナリティクスアカウント開設

まず、「Googleアナリティクスアカウントの開設ページ」へアクセスし、「測定を開始」をクリックします。

 

Step 2

アカウント名の入力

アカウント名」を入力し、「次へ」をクリックします。

 

Step 3

プロパティの作成

任意のプロパティ名を入力し、「レポートのタイムゾーン」を「日本」、「通貨」を「日本円(¥)」に設定し、「次へ」をクリックします。

 

プロパティとは

プロパティとは、サイトおよびアプリのデータをグループ化したものです。1つのアカウントに複数のプロパティの設定が可能。

Step 4

ビジネス情報の設定

業種」「ビジネスの規模」を選択し、「次へ」をクリックします。

 

Step 5

ビジネス目標の選択

アナリティクスを使う上での目標を選択し、「作成」をクリック。

 

Step 6

利用規約の確認

アナリティクス利用規約を「日本」に変更し、内容に問題がなければ「同意する」をクリックします。

 

Step 7

プラットフォームの選択

データ収集プラットフォーム「ウェブ」を選択します。

 

Step 8

ウェブストリームの設定

ウェブサイトのURL、任意のストリーム名を入力し、「ストリームを作成」クリックします。

 

ストリーム名に迷ったらサイト名を入力しよう。

ツナガル吉村
吉村

Step 9

アナリティクスアカウント開設完了

以下のようなウェブストリームの詳細画面になれば、Googleアナリティクスアカウントの開設手順は完了です。

 

計測タグ(トラッキングコード)の設置

次に、アナリティクスでデータを計測するための計測タグ(トラッキングコード)をサイトに設置していきます。

 

これからグーグルアナリティクスを始める方にとっては、次の2つから設置方法を選ぶとよいでしょう。

 

計測タグの設置方法

    • Site Kit by Googleから設置する(WordPressプラグイン)
    • Googleタグを内に貼り付ける(手動インストールの方法)

注意

設置方法のいずれか1つを選んでください。

 

複数の方法を試すと、計測データが重複し、正しいデータの取得が出来なくなります。

それぞれ手順を解説していきます。

Site Kit by Googleを使う方法(WordPressプラグイン)

 

Site Kit by Googleは、Googleが公式で作成しているWordPressプラグイン(無料)です。

Site Kit by Googleの主な機能

    • WordPress ダッシュボードから直接データ確認ができる
    • 複数の Google ツールのデータが確認できる
    • サイトのソースコードを編集することなく、複数の Google ツールとの連携が可能
    • サイト全体と個別投稿のデータ指標が確認できる
    • WordPress や様々な Google プロダクトでの細かく容易な権限管理

連携可能なGoogleツール

・サーチコンソール

・アナリティクス

・AdSense

・Page Speed Insights

・タグマネージャー

参考:Site Kit by Googleプラグインの説明

Site Kit by Googleの導入手順を説明します。

Step 1

プラグインの追加

WordPress管理画面の「プラグイン」→「新規プラグインを追加」をクリックします。

 

Step 2

プラグインの検索

検索窓に「site kit by google」を入力します。

 

Step 3

インストール&有効化

今すぐインストール」をクリックします。

 

 

有効化」をクリックします。

 

Step 4

セットアップ開始

セットアップを開始」をクリックします。

 

Step 5

Site Kitの設定

項目にチェックを入れて「Googleアカウントでログイン」をクリックします。

 

Step 6

接続アカウントの選択

接続するアカウントを選択し、手順を進めます。

 

 

Step 7

アクセス権限の選択

アクセスできる情報を選択し、「続行」をクリックします。

 

Step 8

サイトの所有権確認

Set up」をクリックします。

 

 

日本語訳

googleにサイトの所有権を確認してもらう

 

googleがあなたのサイトのHTMLコードに検証トークンを追加します。

Step 9

ダッシュボードの許可

Allow」をクリックします。

 

日本語訳

ダッシュボードのメトリクスをオンにする

 

サイトキットのダッシュボードにメトリックスを表示するには、あなたのgoogleアカウントデータへのアクセスをあなたのサイトに許可してください。

Step 10

Search Consoleの設定

Set up」をクリックします。

 

日本語訳

Search Consoleの設定

 

Google検索であなたのサイトがどのように検索されているかを確認するには、GoogleにSearch Consoleにあなたのサイトを追加してもらい、Site Kitに接続します。

Step 11

グーグルアナリティクスの設定

Next」をクリックします。

 

日本語訳

Googleアナリティクスの設定

 

訪問者があなたのサイトをどのように見つけ、利用しているかを理解するために、Site KitにGoogle Analyticsにあなたのサイトを追加してもらいましょう。

Step 12

連携データの選択

アカウント」「プロパティ」「ウェブデータストリーム」を選択し「設定を完了」をクリックします。

 

ここまででSite Kit by Googleの手順は以上となります。

 

以下のような画面になっていれば、アナリティクスの導入は完了です。

 

上記の手順でサーチコンソール設定も完了しているよ

ツナガル吉村
吉村

いつのまにか設定完了していたんですね!便利すぎます。

ツナガル福西
福西

注意

こちらの手順を実施された方は、次に説明する「HTMLコードを貼り付ける」は読み飛ばしてください。

 

※両方実施するとデータ重複するため。

 

こちらをクリックすると読み飛ばせます。

③Googleタグを<head>内に貼り付ける

Googleタグをサイトの<head>タグ要素の直後に貼り付ける方法をご紹介します。

<head>タグ?よく分からない…。

という場合は、制作会社にコードの貼り付けを依頼すると良いでしょう。

ツナガル吉村
吉村

 

以下、Googleタグを追加する手順です。

 

Step 1

Googleアナリティクスの「管理」をクリックします。

 

Step 2

データストリーム」をクリックします。

 

Step 3

ウェブ」を選択し、該当するサイトをクリックします。

 

Step 4

Googleタグの「タグの実装手順を表示する」をクリックします。

 

Step 5

手動でインストールする」を選択し、Googleタグをコピーします。

 

Step 6

ウェブサイトのすべてのページにコード(<head>要素の直後)を貼り付けます。

 

繰り返しになりますが、もし手順に不安があるようなら、制作会社などに相談すると良いでしょう。

ツナガル吉村
吉村

データの取得が出来ているか確認しよう

計測タグの設置が完了したら、データ取得が正しくできているか確認しておきましょう。

 

Step 1

自身のサイトにアクセス

まず、自身のサイトにアクセスします。

Step 2

リアルタイムデータの確認

次に、アナリティクスより「レポート」→「リアルタイム」をクリックします。

 

 

過去30分間のユーザー」に数値が反映されていれば、正常に動作しています。

[/steps]

GA4でやっておきたい初期設定

グーグルアナリティクス(GA4)の動作確認が済んだら、次に初期設定を行いましょう。

GA4でやっておきたい初期設定

    • 自分(関係者)のアクセス除外
    • Googleシグナルを有効にする
    • データ保持期間を14カ月に変更

1つずつ説明していきます。

自分のアクセス除外

自身のデータがアナリティクスに反映されてしまうと、データとしては良くありません。

 

まずは、あなた自身のアクセス除外設定を行っておきましょう。

Step 1

IPアドレスの確認

はじめに、IPアドレス確認サイトにアクセスし、自身のIPアドレス(IPv6、IPv4)をメモしておきます。(※値が1つだけの場合、1つのみで構いません

 

Step 2

Googleアナリティクスの「管理」をクリックします。

 

Step 3

データストリーム」をクリックします。

 

Step 4

該当サイトの選択

ウェブ」を選択し、該当するサイトをクリックします。

 

Step 5

タグの設定

Googleタグの「タグ設定を行う」をクリックします。

 

 

設定の「もっと見る」をクリックし、「内部トラフィックの定義」を選択します。

 

 

 

作成」をクリックします。

 

Step 6

ipv4の除外設定

Ipv4の除外設定

ルール名」「マッチタイプ」「」を入力し、「作成」をクリック。

ルール名 任意
マッチタイプ IPアドレスが次と等しい
ipv4の値を入力

 

Step 7

Ipv6の除外設定

Ipv6の除外設定

ルール名」「マッチタイプ」「」を入力し、「作成」をクリック。

ルール名 任意
マッチタイプ IPアドレスが次から始まる
ipv6値の前方4ブロックを入力

 

貼り付ける数字の例:1111:2222:3333:4444:5555:6666:7777:8888

 

ipv6の後方ブロックは可変のため、前方部分のみ入力しているんだ。

ツナガル吉村
吉村

なるほど、そういう意図があったんですね。

ツナガル福西
福西

 

Step 8

フィルタの有効化

次に作成したフィルタを有効にする設定を行います。

 

管理」→「データの収集と修正」より「データフィルタ」をクリックします。

 

 

設定したフィルタの「」をクリックし、「フィルタを有効にする」を選択します。

 

以上で、アクセス除外の設定は完了しました。

関係者のアクセスを除外するには、関係者のIPアドレスを確認し、同じ手順を行えばOK!

ツナガル吉村
吉村

Googleシグナルを有効にする

Googleシグナルを有効にすると、複数のブラウザや、複数のデバイスからのユーザー行動が把握できるようになります。

 

たとえば、お店で気になった商品をスマホで検索して、家に帰ったらパソコンでまた見て、最終的に購入するっていうユーザーの動きがわかるようになるよ。

ツナガル吉村
吉村

ただし、ユーザー側が以下の2つの条件を満たしている必要があります。

    • Googleアカウントにログインしている
    • 広告のカスタマイズをオンにしている

Googleシグナルを有効にする手順は以下のとおりです。

Step 1

データの取集

管理」→「データの収集と修正」の「データ収集」をクリックします。

 

Step 2

Googleシグナルの有効化

Googleシグナルのデータ収集を「オンにする」をクリックします。

 

データ保持期間を14カ月に変更

グーグルアナリティクス(GA4)のデータ保持期間はデフォルトで「2か月」になっています。

 

以下の設定で、データ保持期間を14か月に変更しておきましょう。

 

Step 1

データの保持タブへ移動

管理」→「データの収集と修正」より「データの保持」をクリックします。

 

Step 2

データ保持期間の変更

次に、イベントデータの「データ保持」を「14か月」に変更し、「保存」をクリックします。

 

以上で、データ保持期間の設定は完了しました。

グーグルアナリティクス(GA4)各データの見方

初期設定を終えた後は、実際にどのようにデータを見ていくか学ぶことがおすすめです。

 

ただし、計測タグを設置して間もないと、ウェブサイトのアクセス数がまだ少なく、データを見てもどう解釈していいか分かりにくいことがあります。

 

そんな時に便利なのが、「デモアカウント」の利用です。

 

デモアカウントでは、実際のデータを使って分析の練習ができるため、具体的なデータの見方や分析技術を効果的に学ぶことが可能です。

 

グーグルアナリティクスを開いた状態で、以下のいずれかを開くとデモアカウントのデータが確認できます。

 

Googleアナリティクス4プロパティ:Google Merchandise Store(ウェブデータ)

 

Google アナリティクス 4 プロパティ: Flood-It!(アプリとウェブのデータ)

 

実はデモアカウントといっても、実際のサイトデータなんだよ。

ツナガル吉村
吉村

 

そうなんですね。てっきりデータ自体が架空のものかと思っていました!

ツナガル福西
福西
デモアカウントのデータ収集先

コンバージョンの設定方法

コンバージョンとは、サイト訪問者が特定の目標行動(例えば商品の購入や、お問い合わせ、資料請求など)を完了することを指します。

 

コンバージョンを設定し、正しく計測することでサイトの成長具合を測ることが可能になります。

コンバージョン設定の流れ

    • お問い合わせ完了ページのイベントを作成する
    • 作成イベントをコンバージョンとしてマークを付ける

以下の記事では、「お問い合わせ完了」ページをコンバージョンとして設定する手順について詳しく説明しています。ぜひチェックしてみてください。

まとめ

今回は、グーグルアナリティクス(GA4)の導入・設定方法について解説しました。

 

内容を振り返っておきます。

 

各データの見方や、コンバージョンの設定方法については、以下の記事をご覧ください。

もし、グーグルアナリティクスの導入方法で不明点があれば、遠慮なくご相談ください。

 

今回は以上です。

記事の著者

吉村 健太朗

役職

シンクション株式会社 代表取締役

資格

景表法特商法遵守 個人認証(KTAA)
薬機法医療法遵守 個人認証(YAMM)
Google広告「検索広告」認定資格
Googleアナリティクス個人認定資格

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