よーし、記事を書いていくぞ!
ちょっと待った!
記事を書く前に大切な下準備があるよ。
なんですか?下準備って
SEOに強い記事を書くためには、記事構成を作ることが必要なんだ。
記事構成??詳しく教えてください。
この記事では、SEOに強い記事構成の作り方を5ステップでわかりやすく解説しています。
手順通り実践するだけでSEOに強く、読みやすい記事が作れるようになります。
目次
記事構成とは?
記事構成とは、想定読者にとって読みやすい記事の流れを作る作業のこと。
記事構成は、記事の設計図を作る作業とも言えるんだ。
なるほどです。でも記事構成が無くても、記事が書けそうな気がするんですが…
思いついた文章を書くだけならそうかもしれないね。
ただ、SEO対策を行うには記事構成は必須だと私は考えている。
次に、その理由について説明するね。
SEO対策に記事構成が必要な理由
SEO対策に記事構成が必要な理由は以下の通りです。
- テーマからブレずに執筆できる
- 想定読者のニーズ理解が深まる
- 競合分析を行うため検索上位コンテンツの傾向が把握できる
それぞれ説明していきます。
テーマからブレずに執筆できる
コンテンツSEOに取り組む際には、1記事に1テーマが基本です。
そのため、テーマからブレないように記事を書く必要があります。
記事構成作りを終えると、記事の目次が出来あがるんだ。
だから、後は記事構成に従って文章を執筆すると、テーマからブレずに執筆が出来るようになるわけだ。
なるほどです。ブレずに執筆するためにも記事構成は必要なんですね!
そうだね。実際にこの記事も、[記事構成 作り方]というテーマで、記事構成を作成しているんだ。
想定読者のニーズ理解が深まる
コンテンツSEOでは、4つの視点をもってコンテンツ制作することが大切です。
- キーワードは?
- どんな人?
- どのような悩みを持っている?
- どうやって解決する?
上記4つの視点を明確すると、想定読者のニーズ理解が深まり、質の高いコンテンツ制作が可能になります。
競合分析を行うため検索上位コンテンツの傾向が把握できる
コンテンツSEOで上位表示を狙うためには、競合記事の分析が欠かせません。
なぜなら、検索上位の記事はキーワードの検索意図を満たしている可能性が高い為です。
そのため、記事構成をつくる過程で競合記事の分析を行います。
結果として、上位の検索順位のコンテンツの傾向が把握でき、なおかつ、あなたの記事に必要な独自性も見えてくるでしょう。
競合分析ですか。。なんだか難しそうですね。
分析ポイントをまとめたチェックシートを用意しているので、まずは型に当てはめて考えてみると良いよ!
競合分析方法については、後ほど詳しく解説するね。
記事構成の作り方
記事構成が必要な理由について、なんとなく理解できました!記事構成の作り方を教えてください!
おっ!いい感じだね。記事構成の作り方は以下の手順で行うよ。
- 前提:記事のテーマを決める(キーワードは?)
- ターゲットの情報を整理する(どんな人?どんな悩み?)
- 解決方法を考える(どうやって解決する?)
- 読みやすい記事の流れを設計する
- 記事の見出しを作る
ちなみに、記事構成を作る際には以下の問いを念頭におきながら作ることをおすすめするよ!
- そのキーワードを検索する人は、どんな人で、どのような悩みを持っているのか?あなたはその悩みをどうやって解決に導くのか?
では、記事構成を作りステップについて詳しく解説していきます。
前提:記事のテーマを決める(キーワードは?)
記事構成を作る前に、前提として記事のテーマ(キーワード)を決めておく必要があります。
キーワードは、記事を書く度に毎回考えるのではなく、サイト全体でキーワードの選定を行っておくことが大切です。
なぜなら思いつきで毎回キーワードを考えていると、サイト全体のテーマがぼやける為です。
サイト全体でのキーワード選定を行っておくことで、サイトテーマが明確になり、SEO対策としても良い方向に働くでしょう。
キーワード選定については、以下の記事をご覧ください。
ターゲット・ペルソナを設定する(どんな人?どんな悩み?)
狙うキーワードが決まったなら、次にターゲットの情報を整理していきましょう。
ターゲットを明確にするには、以下の質問について考えてみると良いでしょう。
- キーワード(クエリ)を検索する人は、どんな人なのか?(ペルソナ設定)
- その人物は今、まさに何に困って検索しているのだろうか?(検索意図の把握)
- その人物の理想の状態はどのような状態なのか?(ベネフィットの明確化)
同じクエリでも検索していても、描くペルソナ像によって求めている情報は違うものなんだよ。
なるほどです。だからこそ誰の、どのような悩みを解決するのか?という視点が大切なわけですね。
そういうことだね!
解決方法を考える(どうやって解決する?)
次に、検索意図を満たす情報(解決方法)を考えていきます。
検索意図を満たす情報を考える方法例
- 競合記事の分析
- Yahoo!知恵袋
- ペルソナに近い人物へのヒアリング
それぞれ、解説していきます。
競合記事の分析から解決方法を探る
検索結果の上位記事は、Googleから評価されている=検索意図を満たしている可能性が高い、と考えられます。
どのような記事構成になっているかなど、注目してみると良いでしょう。
以下、ツナガルが実際に行っている手順をもとに競合記事の分析手順を解説していきます。
- 狙いたいキーワードで検索する
- 検索結果の上位記事を1位~10位まで読み込む。(チェックシートに要点記入)
- 設定したペルソナにとって役に立つ見出しを洗い出す
参考までに、ツナガルでは以下の項目は最低限チェックしているよ。(※それ以外にも様々な要素をチェックしています。)
- ページオーソリティ(PA)
- ドメインオーソリティ(DA)
- 被リンク数
- 文字数
- インデックス数
- タイトル
- ディスクリプション
- ターゲット設定
- CTA(お問合せ、資料DLなど)
- 記事見出し
Yahoo!知恵袋から解決方法を探る
Yahoo!知恵袋は、参加者同士が知識や知恵を教え合う知識検索サービスです。
使い方の一例を紹介するよ。まずYahoo!知恵袋にアクセスして、検索欄に探したい単語を入力してみよう
赤枠に単語を入れて検索
質問一覧がたくさん出てきますね。
そうだね。ペルソナに近い質問を探して、ベストアンサーを中心に分析してみると良いよ!
ただし、すべての回答が正しいとは限らない。
質問者の気持ちになり、どういう答えを欲しがっているのか?という視点で分析するのがオススメだよ。
ペルソナに近い人物へヒアリングを実施し解決方法を探る
もし、ペルソナ像に近い人物が身近にいるのであれば、ヒアリングを行うのも有効な手法です。
家族・友人・仕事仲間など実際に聞いてみると良いでしょう。
読みやすい記事の流れを設計する
これまでの手順で、記事構成に必要な要素が定まりました。
- キーワード
- どんな人(ターゲット・ペルソナについて)
- どのような悩みを持っているか?(課題について)
- どうやって解決するのか?(解決策について)
続いて、読みやすい記事の流れをつくっていきましょう。
ペルソナにとって、どういう流れであれば読みやすいのかを整理していきます。
参考までに、[初めて ギター選び方]というキーワードで記事の流れを考えてみました。
なるほどです。カテゴリでまとめる事によって、読みやすい流れになりましたね!
記事の見出しを作る
読みやすい流れが出来たら、最後に記事の見出しの作成を行おう。
記事の見出しとは、一言でいうと目次のこと。
見出し作りのコツは、見出しだけ確認しても、記事の主張や容が分かるようにすること。
なぜなら、ほとんどの読者は手軽に問題解決をしたいと考えています。
そのため、コンテンツSEOでは結論ファーストの考えをもって制作すべき、と私は考えています。
例えば、[ホームページ 表示されなくなった]と検索するユーザーは、なるべく早く表示させたいと考えているでしょう。
そのような場合、以下のどちらの見出しだと読者にとって親切でしょうか?
見出しだけで原因と解決策が分かった方が良いと思います。
そうだね。見出しだけ見ても記事の主張・概要が分かるようにしてみよう!
まとめ コンテンツSEOに記事構成は必須
今回は、記事構成の作り方について解説してきました。
記事構成を作る過程には、SEO対策の本質が詰まっているといっても過言ではありません。
これからコンテンツSEOに取り組もうと考えている中小企業の担当者は、記事を書く前に、記事構成をじっくり作りこんでみてください。
今回の内容をまとめておきます。
- テーマからブレずに執筆できる
- 想定読者のニーズ理解が深まる
- 競合分析を行うため検索上位コンテンツの傾向が把握できる
- 前提:記事のテーマを決める
- ターゲット・ペルソナを設定する
- 解決方法を考える(競合記事、Yahoo!知恵袋、ヒアリング)
- 読みやすい記事の流れを設計する
- 記事の見出しを作る
記事構成が出来あがったら、いよいよライティングだ!
はい、下準備が出来たので良いコンテンツが書けそうです!
記事の著者
吉村 健太朗
シンクション株式会社 代表取締役
資格景表法特商法遵守 個人認証(KTAA)
薬機法医療法遵守 個人認証(YAMM)
Google広告「検索広告」認定資格
Googleアナリティクス個人認定資格
奈良でWEBマーケティングとWEB制作に特化した「ツナガル」を運営しています。私のWEBキャリアは2012年、副業でアフィリエイトを始めたことがきっかけでした。
3か月で月10万円を達成したものの、その後思い通りに成果が伸びず挫折を経験。これが、私とWEB業界の出発点となりました。
その後、営業を経験し、2020年には本格的にWEBの世界へ。現在では、地域に特化したキーワード戦略により300以上の上位表示を実現し、SEO対策マニュアルでは検索順位2位を獲得しています。
お客様と共に課題を乗り越え、成果を共に喜び合うことが私のモチベーションです。WEBに関することならどんなご相談でもお気軽にお声がけください。