キーワード設計したのに、集客率があまり上がってない気がするなあ・・・。というかそもそもユーザーがサイトに訪れてないみたいです。
検索数の多いビッグキーワードだけでは、競合サイトが多すぎて、なかなか集客に結びつかないよ。もっとターゲットを絞っていかないとね。
どうやってターゲットを絞るんですか?
キーワードの後ろにさらに別のキーワードを付け足して、複数のキーワードからなるロングテールキーワードを設計することで、ターゲットを絞ることができるよ。これをロングテールSEOというんだ。
目次
ロングテールSEOとは?
ロングテールSEOとは、検索で多く検索されるビッグキーワードは競争が激しく検索上位を獲得するのが難しいため、関連する2つ以上の単語で組み合わされたキーワード(ロングテールキーワード・複合キーワード)を使ってコンテンツを作成することで、競争を少なくし、質の高いユーザーのCVを獲得するSEOの戦略の一つです。
例えば、ギターの教則本のコンテンツを制作する場合にビッグキーワード「ギター教則本」では上位ランクを獲得するのが難しいかもしれません。
ロングテールキーワード「ギター教則本 初心者 おすすめ ジャズ」など複数のキーワードを組み合わせれば、集客数こそ少ないですが、競争は少なく、よりCVできる可能性が高まります。
そうか、だから集客に結びついてなかったのか!
ロングテールSEOにはビッグキーワードにはないメリットがあるんだ。
ロングテールSEOのメリット
競合サイトが少なくなる
ロングテールキーワードでは、検索ボリューム(検索数)こそ少ないですが競合サイトが少なくなり、検索上位に上がりやすい傾向にあります。
それに比べ、ビッグキーワードは検索ボリューム(検索数)が多い分、古くから存在する競合サイトも多くなり、ビッグワードだけでは検索結果でなかなか上位に浮上するのは困難です。
購買意欲の高いユーザーに結びつきやすい(コンバージョン率が高い)
検索ワードが長くなるほど、ユーザーが求めているものがはっきりと明確になっていきます。
例えば検索ワードが長くなるほど、ユーザーが求めているものが決まっていて、購入へ結びつきやすい状態になってるユーザーである可能性が高く、C V繋がりやすい傾向にあります。
また、ユーザーが求めているものに対して適切なコンテンツ作りができるため、さらにCV率を高めることが可能なのです。
なるほど、検索数こそ少ないけど確実にターゲットに近づけられるのがロングテールキーワードなんですね!
そういうこと。簡単な実践方法を説明するよ〜!
ロングテールSEOの実践方法
ロングテールSEOは、特に競争が激しい一般的なキーワードではなく、より具体的で長いフレーズに焦点を当てるSEO戦略です。
これによりウェブサイトの集客力を向上させ、特定のニッチなキーワードでの成功を目指すことができます。
以下では、ロングテールSEOの実践方法について詳しく説明します。
ロングテールキーワード候補のリサーチ
ロングテールSEOの出発点はキーワードリサーチです。適切なロングテールキーワードを見つけることが成功の鍵です。
以下のツールを使って、自分のウェブサイトや業界に関連する具体的でニッチなキーワードを見つけましょう。競争が少なく、検索ボリュームがあるキーワードを選びます。
自身のWEBサイトの一番大きなキーワードで検索すると、それと組み合わせて検索されるキーワードが表示されます。(=サジェスト)
その中からロングテールキーワードの候補を選び出します。
また少数ではありますが、Googleの検索結果からもサジェストを確認できます。
検索結果から、自身のサービス・商品・コンテンツに合うものをキーワードを組み合わせてコンテンツ制作を進めましょう。
私たちツナガルを例にしてご説明します。
集客を目的にしてラッコキーワードで「ホームページ制作」のサジェストを調べた場合、
・ホームページ制作 相場
・ホームページ制作 料金表
・ホームページ制作 補助金
など、料金に関するサジェストが検索結果に多く表示されました。
料金を知りたいということは集客相手に当たるので、この複合ワード(ロングテールキーワード)は重要だと言えます。
・ホームページ制作 自分で html
などは、ホームページ制作を依頼したいと思っている人ではなさそうなキーワードです。
こちらのキーワードはロングテールキーワードの候補から削除しましょう。
は、どちらとも言えるキーワードです。ホームページ制作をしているフリーランスを探しているか、ホームページ制作でフリーランスを募集しているサイトを探しているか2つの目的がキーワードから読み取れます。
ロングテールキーワード候補の強さをリサーチ
ロングテールキーワードの候補をキーワードプランナーを使って、おおよその月刊検索ボリュームを調査します。
キーワードプランナーの使い方はこちらをご参考ください。
キーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」から、キーワード候補を入力し月刊検索ボリュームを確認しましょう。
コンテンツを作成する
ロングテールキーワードの調査が終わったら、記事投稿でコンテンツを作成していこう。
この時注意したいのが、1記事1キーワード(ロングテールを含む)で作成していくこと。
またコンテンツの数を増やすことは重要だが、同じ内容にならないように気をつけて作成していくこと。(カニバリゼーション)
たくさんのロングテールキーワードからコンテンツを作成することによって、集客力を強くすることができます。
まとめ
なるほど。より明確な欲しいもの、欲しい情報があるときは、具体的に検索する。ロングテールSEOって普段僕らの検索エンジンの使い方を考えれば、至って普通のことですね。
そうだよ。そして、それをたくさん用意しておくことが、集客に繋がるんだ。ホームページの玄関をたくさん作ることで、いろんなところからの集客を見込めるんだよ。やっておいて損はないし、やらなきゃ損だよね。
記事の著者
吉村 健太朗
シンクション株式会社 代表取締役
資格景表法特商法遵守 個人認証(KTAA)
薬機法医療法遵守 個人認証(YAMM)
Google広告「検索広告」認定資格
Googleアナリティクス個人認定資格
奈良でWEBマーケティングとWEB制作に特化した「ツナガル」を運営しています。私のWEBキャリアは2012年、副業でアフィリエイトを始めたことがきっかけでした。
3か月で月10万円を達成したものの、その後思い通りに成果が伸びず挫折を経験。これが、私とWEB業界の出発点となりました。
その後、営業を経験し、2020年には本格的にWEBの世界へ。現在では、地域に特化したキーワード戦略により300以上の上位表示を実現し、SEO対策マニュアルでは検索順位2位を獲得しています。
お客様と共に課題を乗り越え、成果を共に喜び合うことが私のモチベーションです。WEBに関することならどんなご相談でもお気軽にお声がけください。