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ホームページ制作費用は高いのか?| 費用を抑えるコツも解説

更新日:2024.9.5

ホームページ制作を外部に依頼するとなると、100万円以上が平均的な相場で集客目的であれば300万円を超える場合もあります。

 

また、制作会社によっても時間や作業量に差があり、制作費用が全く異なります。

 

では、なぜホームページ制作費用はこんなにも高いのでしょうか?

 

この記事では、ホームページ制作費用が高い理由や費用相場、費用を抑えるためのポイント、制作費用を抑えるためのポイントなどを紹介します。

ホームページ制作費用が高い理由とは?

ホームページ制作費用が高い理由には、主に次の3つの理由が挙げられます。

    • 人件費
    • オーダーメイドのデザインと機能
    • Webマーケティング・SEO対策の費用

 

下記にて、それぞれ解説していきます。

人件費

ホームページ制作を外部に依頼する際、1つの案件に対して複数名のスタッフがプロジェクトに携わります。

 

ただホームページをデザインするだけなら安くすることもありますが、企画・立案、サイトの構築、デザイン、プログラミングなどを行う必要があり、関わる人数が多くなるほど人件費が高くなるわけです。

 

ホームページ制作は機械ではなく完全に「人」が行います。

 

大きな会社でも小さな会社でも、お得に安く発注できないのがホームページ制作です。

 

中には「”少数精鋭”ということで少ない人数でコストを安く」をモットーに運営している制作会社もありますが、携わる人が少なくても腕の良いデザイナーやプログラマーに払う報酬が高くなるため、やっぱり人件費は必要になってしまうのです。

 

また、複数の専門家が協力して一つのプロジェクトを完成させるためには、効果的なプロジェクト管理が必要です。

 

プロジェクトマネージャーの役割や、進捗管理、クライアントとのコミュニケーションなども人件費に含まれます。

オーダーメイドのデザインと機能

機能性やデザインにこだわってホームページ制作をするなら、オーダーメイドで制作してもらうのが理想的です。

 

オーダーメイドデザインとは、依頼者ごとに1からサイトデザインを組み上げていくことです。

 

一つひとつの依頼者ごとに個別にデザイン設定を行えば、当然製作費は高くなります。

 

例えば、ホームページ制作にお問い合わせフォームを設置したり、予約システムを導入するとなると、より高い技術力が必要になります。

 

そのため、システム構築に高いコストがかかるというわけです。

 

また、過剰なデザインも費用が高額化する理由の一つです。

 

SSL対応やブログ設定などのオプションを追加することは現代のホームページ制作に必須となっているため、ホームページ制作の費用を抑えるのは難しくなっています。

Webマーケティング・SEO対策の費用

ホームページはただ作って終わりというわけではありません。

 

例えば、企業やお店の認知度を上げるためには、Googleの検索エンジンに上位表示されるようにSEO対策も必要になるケースもあります。

メモ

SEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)は、ウェブサイトやウェブページが検索エンジンの検索結果ページで上位に表示されるようにするための一連の施策や技術を指します。

SEO対策の目的は、自然検索を増やしてより多くの訪問者をサイトに誘導することです。

Web集客を行うためには、このSEO対策が必要になるケースもあります。

 

それに加え、SNS活用や広告運用、メールマーケティングなどのWebマーケティングなども必要になります。

 

コンテンツSEO型のコンテンツマーケティングは月額固定費型が多く、月額4万円〜30万円が相場となります。

 

より効率良く成果に期待できる運用を継続するには、ランニングコストがかかることも理解しておく必要があるのです。

ホームページ制作にかかる費用の内訳

ホームページ制作を依頼する場合、見積もり項目は大まかに以下の3つに分けられます。

    • 制作費用
    • オプション費用
    • 維持費

制作費用

制作費用は、ホームページ制作のレイアウトやデザインを制作するために必要な費用です。

 

制作費用には、コンテンツ作成やコーディング、デザインなどが含まれます。

 

ホームページに掲載する文章や画像、動画などのコンテンツの作成、アイコンの作成、UI/UXデザインなどが挙げられます。

 

項目

料金相場

基本的なホームページ

30万 ~ 50万円

中規模なホームページ

50万 ~ 100万円

大規模なホームページ

100万 ~ 300万円

eコマースサイト

100万 ~ 300万円

カスタム機能の追加

10万 ~ 50万円

SEO対策

5万 ~ 30万円

コンテンツ作成

5万 ~ 20万円

デザイン作成

20万 ~ 50万円

メンテナンス費用(月額)

1万 ~ 10万円

 

ホームページを作成する費用は中小規模は30万円から100万円、大手は100万円以上が一般的です。

 

ホームページはWebサイトの入口となるトップページとコンテンツを掲載する下層ページに分けられますが、トップページはそのサイトの顔とも言えるほど重要な部分になりますので、価格も高くなりがちです。

オプション費用

ホームページ制作会社によっては、複数のオプションを用意しているところが多いです。

 

追加オプションには、主に次のような項目があります。

 

オプション項目

料金相場

ドメイン取得・更新費用

1,000 ~ 10,000円

サーバーレンタル費用(年間)

5,000 ~ 50,000円

SSL証明書

5,000 ~ 30,000円

CMS(コンテンツ管理システム)導入

50,000 ~ 300,000円

多言語対応

50,000 ~ 200,000円

ブログ機能追加

30,000 ~ 100,000円

ギャラリー・ポートフォリオ機能追加

20,000 ~ 80,000円

お問い合わせフォーム追加

10,000 ~ 50,000円

SNS連携機能追加

10,000 ~ 50,000円

アクセス解析ツール導入

10,000 ~ 30,000円

オンライン予約システム

50,000 ~ 200,000円

動画埋め込み機能

10,000 ~ 50,000円

カスタムグラフィックス作成

30,000 ~ 100,000円

SEO強化パッケージ

50,000 ~ 200,000円

定期バックアップ設定

5,000 ~ 20,000円

緊急サポート・保守サービス(月額)

10,000 ~ 50,000円

 

ただし、ホームページ制作において全て必要というわけではありません。

 

また、制作会社によっては他社でオプション費用がかかる項目が基本料金に含まれている場合もあります。

維持費

ホームページを作り、認知度や集客率を上げたいなら、継続的に運用する必要があります。

 

そのために、維持費は必ず必要になってくる項目です。

 

ホームページ制作後の維持費の目安は、月額5,000円〜20,000円程度です。

 

これに加えて、レンタルサーバー費用や独自ドメイン費用などがかかります。

 

制作会社によってはこれらの費用が運用管理費に含まれている場合もあり、会社によってランニングコストは差があります。

 

維持費項目

料金相場(月)

ドメイン更新費用

100 ~ 1,000円

サーバーレンタル費用

500 ~ 5,000円

SSL証明書更新費用

500 ~ 3,000円

CMS保守・更新費用

1,000 ~ 10,000円

コンテンツ更新費用

5,000 ~ 50,000円

セキュリティ対策費用

1,000 ~ 10,000円

SEO対策費用

20,000円~100,000円

アクセス解析・レポート費用

1,000 ~ 5,000円

定期バックアップ費用

500 ~ 3,000円

メールサーバー運用費用

1,000 ~ 3,000円

技術サポート・保守費用

5,000 ~ 50,000円

サイト運用コンサルティング費用

10,000 ~ 100,000円

 

そのため、少しでも費用を抑えたいなら複数の制作会社で見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。

ホームページ制作の費用相場

ホームページ制作の費用の相場は、企業規模によっても大きく前後します。

 

費用相場は大体20万円〜30万円位から、大規模になると100万円を超えることも珍しくありません。

 

一方で、テンプレートを使った簡単なホームページ制作であれば、10万円以内で済む場合もあります。

個人事業者・小企業の場合

個人事業主・小企業のホームページ制作の費用相場は、10万円〜50万円程度です。

 

項目

料金相場

基本的なホームページ

10万 ~ 30万円

中規模なホームページ

30万 ~ 50万円

eコマースサイト

50万 ~ 100万円

カスタム機能の追加

5万 ~ 30万円

SEO対策

3万 ~ 20万円

コンテンツ作成

3万 ~ 15万円

デザイン作成

10万 ~ 30万円

メンテナンス費用(月額)

5,000 ~ 3万円

 

中小企業・大企業のホームページと比べても機能性が低く、コンテンツ量も少ない傾向にあるため価格を抑えられます。

中小企業・大企業の場合

中小企業・大企業のホームページ制作の費用相場は、50万円〜200万円程度です。

 

この費用には、デザイン費用やコンテンツ制作費用はもちろん、ドメイン取得費用やサーバー費用などが含まれるケースが多いです。

 

項目

料金相場

基本的なホームページ

50万 ~ 100万円

中規模なホームページ

100万 ~ 300万円

大規模なホームページ

300万 ~ 1,000万円

eコマースサイト

300万 ~ 1,000万円

カスタム機能の追加

300万 ~ 1,000万円

SEO対策

50万 ~ 300万円

コンテンツ作成

30万 ~ 100万円

デザイン作成

50万 ~ 200万円

メンテナンス費用(月額)

10万 ~ 50万円

 

中小企業や大企業の場合、ホームページ制作の完成度一つで企業の印象が大きく変わります。

 

そのため、こだわったデザインを発注するケースが多かったり、コンテンツ量が多いこともあり、どうしても費用が高くなってしまいます。

ホームページ制作費用を抑えるためのポイント

ここからは、ホームページ制作費用を抑えるためのポイントを紹介します。

 

少しでも費用を抑えてホームページ制作を発注したいと考えている担当者は、以下のポイントを意識してみてください。

    • 目的に応じた機能以外を省く
    • CMSの活用
    • テンプレートの利用

目的に応じた機能以外を省く

ホームページ制作費用を抑えるためには、目的に応じた機能以外を省くことが大切です。

 

ホームページに搭載する機能が多ければ多いほど、作業工数が増え、それに伴い費用も高くなってしまいます。

 

ついついあれもこれもと便利な機能を搭載したい気持ちも分かりますが、最低限の機能があれば十分です。

 

ましてや、予算内に抑えたいのであれば本当に必要な機能を明確にし、機能を絞って制作会社に依頼するのが得策です。

CMSの活用

CMSの活用も、ホームページ制作の費用を抑えるポイントです。

 

CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システム(コンテンツ管理システム)の略称でHTMLなどのWeb専門知識がない方でも簡単にホームページ作成や更新・運営ができるシステムです。

 

HTMLについての専門知識が不要なので、制作会社への外注もいりません。

 

Webページの更新・追加を社内で完結できるようになれば、外注に伴って発生するコストも工数も大きく削減できるでしょう。

テンプレートの利用

テンプレートを活用することで、デザイン費用を抑えることができます。

 

ホームページを1から制作するとなると、非常にコストが高くなってしまいます。

 

デザイン費用は制作費用の中でも高い割合を占めることが多いです。

 

ブランド力を高めるためにデザインにこだわりたい気持ちも分かりますが、テンプレートでも十分におしゃれなデザインのホームページを作ることはできます。

 

また、制作会社によってはあらかじめテンプレートを用意しているお手頃なプランを提供しているところもあります。

制作会社選びの注意点

ここからは、ホームページ制作を依頼する際に、依頼先を選ぶ際の注意点を紹介します。

    • 見積もりの比較
    • 制作過程の透明性
    • 保守・更新の内容確認

見積もりの比較

まず大前提として、制作会社に実際に依頼する前には必ず見積書と提案書を出してもらうようにしましょう。

 

そして、複数の制作会社の見積もりを比較することが大切です。

 

最低でも3社程度を目安に、提供される費用やサービスの内容を比較してください。

 

ただ単純に料金を比較するのではなく、品質やサポートの有無も注視し、総合的に判断する必要があります。

 

3社以上の制作会社から見積もりをもらえば、ある程度の妥当性を判断しやすくなるでしょう。

 

とはいえ、見積もりをもらう会社を増やせばそれこそ選定に時間がかかってしまうため、3社〜4社程度の見積もりを比較するのがおすすめです。

制作過程の透明性

制作会社を選ぶ時は、制作過程の透明性も重要な部分です。

 

クライアントは制作会社の洗濯や制作のプロセスについて理解を深める必要があります。

 

依頼する前に明確なプロジェクト計画やスケジュールを共有し、制作の手法や方針についてしっかりコミュニケーションを取る必要があります。

 

また、意思決定においても透明性を持たせてクライアントの意見や要望に対して適切な説明をしてくれるかを基準に選ぶことも大切です。

 

契約や料金に関する透明性も重要な部分であり、透明な計画と料金体系、制作過程は今後の信頼関係を築くために重要な部分です。

 

ただ見積もりだけを提示し、項目の内容を詳しく説明できない制作会社は要注意です。

 

そのような会社に依頼しても、後々トラブルになる可能性があるため依頼しないのが無難です。

保守・更新の内容確認

先述した通り、ホームページはただ作って終わりというわけではありません。

 

サーバー、ドメイン保守、サイトの修正対応など、ホームページを後悔した後の制作会社に対応してもらう作業範囲を決めておく必要があります。

保守・更新内容の例

    • サーバ保守
    • CMSツールの更新
    • 画像の修正
    • 文章の修正
    • CMS表示の調整
    • 定期的な記事などのアップロード
    • 新しいブラウザ・端末などへの表示対応

依頼した後にどのような作業をしてくれるのか、明確な内容や実際の例なども詳しく紹介してくれる制作会社を選びましょう。

 

制作会社選びで失敗したくないなら、公開後のセキュリティ対策や更新作業なども含めて、長期的な視点でサポートしてくれる会社を選びましょう。

まとめ

この記事では、ホームページ制作費用が高い理由や費用相場、費用を抑えるためのポイント、制作費用を抑えるためのポイントなどを紹介しまてきました。

 

ホームページ制作を一口にいっても、ディレクション費用、トップページデザイン、その他ページのデザイン、更新・サーバー費用など実際にかかる費用の内訳は細かく分類されています。

 

ビジネス利用を目的としたホームページであればなおさら、100万円を超える費用も覚悟しなければいけません。

 

とはいえ、最低限の機能だけを搭載したホームページであれば、費用を比較的抑えることもできます。

 

また、複数の制作会社を比較すれば、予算内に収まる会社もきっと見つかるでしょう。

 

制作会社を選定する際は、自身の目的や予算を加味しながら、最適な制作会社を選びましょう。