【これで安心!】ホームページリニューアルの全知識!
更新日:2024.6.11
自社ホームページのリニューアルをお考えの方へ。
このようなお悩みありませんか?
「ホームページリニューアルでの注意点は?」「費用・期間はどのくらいかかるのだろうか?」
「以前のように、失敗したくない。」
やはり、リニューアルするからには成功させたいものですよね。
そこで、本記事では「ホームページリニューアルを成功させるために、必要な手順や考え方」をプロが解説します。
実際に、ホームページリニューアルに携わってきた筆者が徹底解説。
記事後半ではホームページリニューアルでの注意点や、よくある失敗もご紹介します。
この記事を読めば、ホームページリニューアルへの悩みがなくなり、するべきことが明確になります!
是非、最後までお読みください。
目次
ホームページをリニューアルする目的を明確に
「ホームページリニューアルする際には、目的が大切」ということは、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
「なんとなく見た目も古くなってきたし…」
といったボヤッとした理由でリニューアルを進めると、ほぼ失敗します。
ここで、あらためて自社の目的を明確にしておきましょう。
ホームページリニューアルの目的は、以下のどれかに当てはまることが多いです。
- ウェブ集客
- 売上を伸ばす
- 採用の強化
- 業務効率UP
ホームページリニューアルの目標数値を設定
次に、目的達成の指標となる数値を設定していきましょう。
目的別にあわせた数値目標(KPI)の一例をご紹介します。
ウェブ集客目的
- ホームページへの訪問者数、アクセス数など
- ホームページからのお問い合わせ数
- ホームページ経由の商談数
項目毎の必要数値を計算しておくと良いでしょう。
売上を伸ばす目的
たとえば、ECサイトを運営している場合は、下記のような数値目標(KPI)が考えられます。
- ホームページへの訪問者数
- 商品ページのアクセス数(ページビュー)
- 商品ページの平均滞在時間
現状のホームページの問題が、商品ページなのか、導線設計にあるのかによって、設定数値も変わってくるでしょう。
採用の強化が目的
採用強化が目的の場合、以下を設定します。
- 採用ページのアクセス数(PV)
- 採用ページの平均滞在時間
- ホームページからの応募数
- 応募数からの面接通過率
- 応募数からの内定承諾率
採用に関するコンテンツ(働く環境、先輩の声など)を作る計画がある場合、採用コンテンツ全体で数値を計画しておくといいでしょう。
業務効率UPが目的
「ちょっとしたページ修正で、毎回業者に頼むのは効率が悪すぎる」
上記のような理由から、リニューアルの目的が業務効率UPの場合、現在の更新作業にかかる時間を計測しておきましょう。
なぜなら、どのくらいの業務効率化が達成できたのか分からなくなる為です。
とはいえ、計測はめんどうな作業なのは間違いありません。
無料スマホアプリ「ATracker」などを使い、かんたんに計測できるサービスを利用してみるのもおすすめです。
何にどのくらい時間がかかっているか分かると、リニューアルするべきか冷静に判断ができるようになります。
目標数値(KPI)を考える上で大切なこと
目標数値を考える上で大切なことは、「現状の数値」と「目標数値」を明確にしておくことです。
現状と目標の「差」を知ることで、より適切な課題が見えてくる為です。
とはいえ、最近ホームページが放置気味になっていて、なにから見ればいいか分からない…という方もいると思います。
そのような場合は、プロに相談するのも1つの方法です。
サイト無料診断をしている制作会社もあるので相談してみましょう。
現在のホームページの問題点を洗い出す
次に、現在のホームページの問題点を洗い出していきます。
ポイントは「ターゲット目線」を忘れずに分析していくこと。
どうしても、自社サイトには愛着があるので、主観的になりがちですが、リニューアルを成功させるためにも客観的にみることが大切です。
まずは、取り組みやすいものを選び、気になった部分をどんどん書き出してみましょう。
問題点を探す方法
問題点を探す方法には、色々な方法があります。
今回は以下の3点に絞ってお話していきます。
- データ分析
- 自社サイト分析
- 社員の声を聴く
データ分析
アナリティクスや、サーチコンソールのデータから問題点を探していきます。
それぞれのデータで分かる事はざっくりいうと、以下の通りです。
例えば、集客目的の場合、顧客からのお問合せが数値目標(KPI)になることが多いです。
その場合、よくある問題点はこんな感じでしょうか。
・訪問者はまずまずだが、お問合せページのページビュー数が少ない。
・お問合せの平均滞在時間は長いが、お問合せ数が少ない。
と、思いつく限りデータを見ながら問題点を書き出してみましょう。
自社サイト分析
問題点をだすには、自社サイトをターゲット視点でつかってみるのも効果的です。
例えば、問合せが数値目標(KPI)の場合、以下をチェックしてみましょう。
- 自社の魅力は十分に伝わっているか?
- 問合せまでの導線はシンプルか?
- 問合せしてもらう仕組み作りはあるか?
自社サイトは見慣れている分、問題点に気づきにくいかも知れません。
その場合は、ライバル企業と比べてみるのもいいでしょう。
社員の声を聴く
社員の声を集めるのも効果的です。
営業・広報・経理・事務など様々な部署がある場合、また違った視点の問題点が見つかることも。
営業「この前お客様から、商品ページが分かりづらいと言われました」
広報「ページを更新するのに時間がかかりすぎて効率が悪いです。」
事務「会社概要を見ることが多いのですが、ページが重すぎます。。。」
中には、お客様から聞いた声も混じっていることもあります。
自分だけでは気づけなかった部分に気づけるチャンスと考えて、色々と聞いてみましょう!
現在のホームページの課題リストを作る
問題点のリストができたら、解決につながる課題を考えていきます。
課題を考える作業は、できればプロと相談しながら一緒に見つけていくと、より適切な課題設定が出来ることでしょう。
制作業者を選ぶ
さて、ここまでホームページリニューアルの下準備についてお伝えしてきました。
リニューアルの下準備
- 目標設定
- 問題点を洗い出す
- 課題リストをつくる
次の手順は、課題解決につながる制作会社選びです。
参考までに選ぶポイントをご紹介します。
制作会社の選ぶポイント5つ
- 制作の実績
- お客様の声
- 費用
- 課題解決に強みがある制作会社か
- 複数の業者に話を聞く
1つずつご説明します。
制作の実績
選ぶ基準の1つは、同業種の制作実績がある制作会社です。
業種によって得意・不得意のある制作会社もあるためです。
ありがちな失敗は「デザイン」だけで制作会社選びをしてしまうことです。
もちろん、デザインも大切な要素の1つですが、「貴社の課題解決」につながるのか、という視点を忘れないようにしましょう。
お客様の声
課題解決に強いかどうかは、お客様の声からも予測ができます。
制作会社によっては、お客様の声と制作物をのせているので、チェックしておくといいでしょう。
費用
まず、ホームページでかかる費用には、ざっくりこんなものがあります。
最近は、初期費用0円のサービスも増えてきているので、かかる費用は年単位で計算しておくといいでしょう。
ちなみに、初期費用0円プランの注意点は、途中解約した場合サイトが消去される契約になっている事が多いことです。
もし、利用を検討する際は、契約内容をしっかりチェックしておきましょう!
課題を解決できるホームページ制作が得意か
繰り返しになりますが、大切なことは、課題解決の得意な制作会社を選ぶことです。
課題によって、選ぶ制作会社も変わってきます。
例えば、集客を課題とした場合でも、以下のような違いがあります。
・費用をかけてもいいので、短期的に集客につなげたい。
→リスティング広告などに強い制作会社を選ぶ。
・あまり費用をかけず、じっくりと集客につなげたい。
→SEO対策が得意な制作会社を選ぶ。
とはいえ、制作会社のホームページの内容だけでは、わからないことも多いでしょう。
その際は、実際にいくつかの業者から話をきいてみることをオススメします。
ホームページ完成までの流れ
ホームページ完成までの流れは、このような流れが多いです。
※図を貼り付け予定
お問合せ→ヒアリング→ご提案・お見積り→お申し込み→ワイヤーフレーム→デザイン制作→コーディング→テストページ確認→公開
当社の流れを知りたい方は、こちらをご確認ください。
ホームページリニューアル後にしておくべき必須事項
無事、リニューアルが終わった後にしておくべきことをご紹介します。
リニューアル後にしておくべきこと
- リダイレクトミスがないかSEO対策チェック
- お知らせページでリニューアルを報告
- リニューアルをSNSで配信
順番に説明していきます。
リダイレクトミスがないかSEO対策チェック
サイトURLを変更するリニューアルの場合、SEO評価を引き継ぐためにも通常、301リダイレクトという処理を行っています。
リダイレクト処理がされていないと、いままで積み上げてきたSEO評価を失い、アクセス減少することも…。
リダイレクトされているかの確認方法は、過去コンテンツにアクセスしてみることです。
アクセス先が、新URLのコンテンツに転送されていれば問題ありません。
とはいえ、リニューアル後だと過去URLがわからないなんてことも…
そのような事態を避けるために、制作会社に新旧URLがわかるサイトマップを依頼するのもいいでしょう。
なお、当社では、Google公式ドキュメントをもとに、新旧URLがわかるサイトマップをリニューアル前にお渡しさせていただいております。
お知らせページでホームページリニューアルを報告
「あれ?なんか前のページと違う」
過去URLのブックマークからアクセスしたユーザーを混乱させないためにも、リニューアルしたことをお知らせなどで報告しておきましょう。
ホームページリニューアルをSNSで配信
自社SNSアカウントを運用している場合は、SNSでも報告しておきましょう。
新しくなったホームページのアクセス数も増えることでしょう。
ホームページリニューアル後に結果を出すのに必要なこと
ホームページリニューアルで結果を出すためには、リニューアル後の行動がとても大切です。
結果を出すためには、以下の2点が重要です。
- 効果測定
- 運用・改善
順番に説明していきます。
効果測定
リニューアル後には、定期的に数値目標(KPI)に対する効果測定を行います。
例えば、集客目的の場合…
- アクセス数はふえているか?
- お問い合わせ数は伸びているか?
- ホームページ経由の商談数は?
定期的に見つつ、必要であれば新たな施策をうちましょう。
運用・改善
リニューアルを成功させるためには、運用&改善を続ける必要があります。
検索順位が目標に達していないコンテンツは、競合分析をしつつ、リライト(編集)を行ったりします。
このように、リニューアルを成功させるためには、その後の運用・改善がとても大切になってきます。
もし、運用面に不安がある場合は、サポートの手厚い制作会社選びも重要でしょう。
ホームページリニューアルのよくある失敗
成功させるためには、失敗する事例をしっておくことも大切。
ということで、ここからはホームページリニューアルのよくある失敗事例をご紹介します。
よくある失敗①リニューアルの目的があいまい
1つ目は、目的があやふやなままリニューアルをすすめてしまうこと。
「デザインも古くなってきたし、とりあえずリニューアル!」
このような考えだと、残念ながらほぼ失敗してしまいます。
リニューアルする目的はなんでしょうか?
明確な答えがでるまでは、早まらなくてもいいかもしれません。
よくある失敗②適切な制作会社を選べていない
集客目的でリニューアルを考えている場合、デザインが得意な会社に頼んでも結果は出にくいものです。
その場合、ウェブマーケティングに知見のある制作会社を選ぶようにしましょう。
とはいえ、ホームページの情報だけでは比較しづらいこともあるので、いくつかの制作会社に無料相談することをオススメします。
時間はかかりますが、成功確率はグンッと上がるでしょう。
よくある失敗③デザインだけにこだわってしまっている
パッと見て満足度が高まるのはデザインですよね。
「お~おしゃれなホームページが出来た!」
「自社ホームページがかっこいい!」
やはり、素敵なデザインができると嬉しいものですよね。
しかし、デザインだけにこだわりすぎるのはNG。
ターゲット設定、狙うキーワード選定、導線設計、コンテンツ設計などなど。
課題解決するためには、目に見えづらい部分も重要です。
よくある失敗⑷リニューアル後に運用・改善をしていない
繰り返しになりますが、リニューアルで成果をだすには、運用・改善が重要です。
たとえば、SEO対策で、コンテンツマーケティングに取り組むとしましょう。
コンテンツをすべて外注しない限りは、基本的にコンテンツ制作は自社でする必要があります。
しかし、コンテンツ制作は思っているより時間がかかるので、日に日に更新ペースが下がってしまい、そのまま放置状態に…。
となると、せっかくのリニューアルも無駄に終わってしまう為、リニューアル後の運用も計画に含めておくといいでしょう。
ホームページリニューアルの注意点
ホームページリニューアルのよくある注意点をご紹介します。
- 制作会社の変更前に権利関係の確認
- ドメイン変更のリスクを理解しよう!
- SEOのリスク
- 社内メール設定
- 名刺、パンフレットのURL変更
1つずつ説明していきます。
制作会社の変更前に権利関係の確認
制作会社の変更を考えている場合、以下の権利関係を確認しておきましょう。
- ドメイン
- 写真、イラスト、動画
- 文章
契約内容によっては、使えないものもあるので確認が必要です。
ドメイン変更のリスクを理解しよう!
なんの対策もせずに、ドメイン変更をすると、以下のデメリットが生じてしまいます。
・外部リンクのSEO効果がなくなることも
ドメイン変更する際には、SEO評価を引き継げる、リダイレクト処理を行ってもらうように制作会社に伝えるようにしましょう。
SEOのリスク
既存コンテンツのSEO評価を落とさない為には、「コンテンツの変更」も慎重に行う必要があります。
とくに、タイトル、見出し、内部リンクなどの変更には注意が必要です。
なぜなら、各コンテンツには狙っているキーワードがあり、キーワードには読者の検索意図が存在しているからです。
細かく話すと長くなるので、ざっくりいうと、読者の検索意図を満たしていたコンテンツが大幅に変更されると、順位が下がるケースがあるということです。
そのため、コンテンツに変更を加える際は、コンテンツマーケティングに知見のある制作会社を選ぶようにするといいでしょう。
社内メール設定
ホームページリニューアルに伴い、サーバーを変更する場合、社内メールの再設定をしましょう。
メールアドレスは変わりませんが、メールソフトと新サーバーを紐付ける設定が必要です。
制作会社が対応してくれる事も多いので、確認しておくとよいでしょう。
名刺、パンフレットのURL変更
リニューアルに伴いURLが変更になった場合、名刺、パンフレットなどのURL変更もしておくとよいでしょう。
ホームページリニューアルを制作会社に依頼するタイミングは?
リニューアルを制作会社に依頼するタイミングに明確な答えはないのですが、「リニューアルの目的」が明確になっていれば、いつでも問題ありません。
なぜなら、目的が不明確だと、ただ作るだけで終わってしまう可能性が高くなるからです。
まず、目標だけは明確にしてからリニューアルを進めていきましょう!
まとめ:ホームページリニューアルの手順まとめ
ホームページリニューアルを成功させるための手順について解説してきました。
ご紹介した手順は以下の通りです。
ホームページリニューアル成功の手順
- リニューアルの目的を明確にする
- リニューアルの目標数値を設定
- 現在のホームページの問題点を洗い出す
- 制作業者を選ぶ
記事でお話したように、リニューアルを成功させるには、課題解決に強みのある制作会社選びも重要になってきます。
ちなみに、当社は、SEO対策や、コンテンツマーケティングの知見が豊富です。
奈良で制作会社をご比較中であれば、まずはご相談くださいませ。
記事の著者
吉村 健太朗
シンクション株式会社 代表取締役
資格景表法特商法遵守 個人認証(KTAA)
薬機法医療法遵守 個人認証(YAMM)
Google広告「検索広告」認定資格
Googleアナリティクス個人認定資格
奈良でWEBマーケティングとWEB制作に特化した「ツナガル」を運営しています。私のWEBキャリアは2012年、副業でアフィリエイトを始めたことがきっかけでした。
3か月で月10万円を達成したものの、その後思い通りに成果が伸びず挫折を経験。これが、私とWEB業界の出発点となりました。
その後、営業を経験し、2020年には本格的にWEBの世界へ。現在では、地域に特化したキーワード戦略により300以上の上位表示を実現し、SEO対策マニュアルでは検索順位2位を獲得しています。
お客様と共に課題を乗り越え、成果を共に喜び合うことが私のモチベーションです。WEBに関することならどんなご相談でもお気軽にお声がけください。